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更新日:2018年10月05日

加治・神前・畠中遺跡(かじ・こうざき・はたけなかいせき)の調査

調査区配置図の画像

今回の調査は、市庁舎建替に伴うもので、事前に確認調査を実施して遺跡の状況を確認するためのものです。市庁舎裏駐車場の約3,100平方メートルが対象で、調査は2メートル×(かける)10メートルの調査区を8カ所設定し、合計160平方メートルの面積で、平成30年8月18日から22日までの5日間で実施しました。
加治・神前・畠中遺跡は、弥生時代から中世にかけての集落跡の遺跡です。市内最大の面積で、特に市役所周辺では奈良時代、平安時代の遺構が発見されています。掘立柱建物、井戸といった遺構を検出し、緑釉(りょくゆう)陶器、須恵器(すえき)製の硯、石帯(せきたい 石製の飾りがついた帯)の飾り石といった古代の役所で使用されたと考えられる遺物が出土している場所でもあります。
今回の調査では、農地層を確認し、奈良時代ごろの土師器(はじき)、須恵器、中世の瓦器(がき)などが少量出土しました。遺構は、中世の鋤溝1条、土坑2基を確認しましたが、奈良時代、平安時代の古代の遺構は確認できませんでした。

第6区平面図の写真

第6区平面図

第7区平面図の写真

第7区平面図

第6区遺構検出状況の写真

第6区遺構検出状況

第7区遺構検出状況の写真

第7区遺構検出状況