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更新日:2018年02月01日

民俗芸能の課題に関する意見交換会・交流会 第59回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会(大阪大会)

文化庁調査官の講演の写真

文化庁調査官の講演

意見交換会の写真

意見交換会

貝塚市東盆おどり保存会の発表の写真

貝塚市東盆おどり保存会の発表

貝塚三夜音頭継承連絡会の発表の写真

貝塚三夜音頭継承連絡会の発表

平成29年11月11日(土曜日)、本市教育委員会では、民俗芸能の活性化を図るため、保存団体が抱える課題をお互いに共有し、団体間の交流を図るための意見交換会・交流会を開催しました。
本市からは貝塚市東盆おどり保存会と貝塚三夜音頭継承連絡会の2団体が参加したほか、泉州地域の盆踊りを中心に保存活動を行っている6団体、そして民俗芸能大会参加の3団体及び行政関係者が60名以上参加しました。
まず、文化庁文化財調査官を講師に迎え、「民俗芸能の現状と課題について」と題して、民俗文化財の保護などの国の現状、保存会の全国的なつながりをはじめとする課題、そして長野県の大鹿歌舞伎などの近畿・東海・北陸ブロック以外の保存活動の紹介などをいただきました。
次に、本市の2団体をはじめ、泉州地域の団体から、それぞれの踊りの特色が説明されるとともに、高齢化に伴う後継者育成、練習場所の確保などの難しさがあげられる一方、学校への働きかけを行うなどの保存継承活動が紹介されました。
その後、各班で意見交換を行い、まとめとして議論した内容を発表し合いました。その中で、後継者不足の克服、行政のバックアップ、地元と行政の連携を求める声があがりました。
それを受けて、最後に文化庁文化財調査官から後継者不足に対する行政の協力の重要性を指摘されました。こうした課題を踏まえ、今後も、保存継承に向けた取り組みを進めていきます。

意見交換会・交流会の翌日、平成29年11月12日(日曜日)は、貝塚市民文化会館(コスモスシアター)大ホールで第59回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会(大阪大会)が開催されました。
当日は、650名を超える来場があり、本市の大阪府指定無形民俗文化財「貝塚の東盆踊り」をはじめ、6府県7団体による近畿・東海・北陸を代表する民俗芸能が披露されました。参加団体には、これまでの保存継承活動に敬意を表し、感謝状が贈呈されました。
 

舞台で踊られる貝塚の東盆踊りの写真1

舞台で踊られる貝塚の東盆踊り

舞台で踊られる貝塚の東盆踊りの写真2
表彰式の様子の写真

表彰式の様子