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更新日:2017年06月21日

『貝塚市の70年』を読む会 春の記念講演会を開催しました 

平成28年10月より記念誌『貝塚市の70年』を活用した歴史講座「『貝塚市の70年』を読む会」を開催しています。
講座がスタートして半年、大阪府立大学経済学研究科准教授の岡田光代さんを講師に迎え、「泉州における綿業の近代化」と題して、平成29年4月23日の日曜日に春の記念講演会を開催しました。
講演では、第1段階として近世において和泉国の農家では綿が栽培され、副業として綿業(糸紡ぎや木綿織り)が盛んに行われていたこと、第2段階として、近代以降、綿糸の輸入や需要の変化などに直面し変化していったこと、第3段階として、在来的な手工業から機械制大工業へと進む大きな流れの中、泉州地域は日本でも有数の綿業地帯へと発展していったことに分けて、近代化・産業化の進行という大きな変化に人々がどのように対応していったのかを概観されました。
今後の予定として、社会教育課職員により、6月25日の日曜日に「地図から読み解く貝塚の発展」、7月30日の日曜日に「大貝塚町から貝塚市へ」、8月27日の日曜日に「戦時体制下の地域社会と貝塚空襲」、9月24日の日曜日に「戦後改革と貝塚市制」をテーマに開催する予定です。ふるってご参加ください。

『貝塚市の70年』を読む会 春の記念講演会

岡田光代さんによる記念講演

第110回かいづか歴史文化セミナー 講演会「紀伊徳川家の参勤と紀州街道」を開催しました 

平成29年3月25日の土曜日、貝塚市民図書館2階視聴覚室において、講演会「紀伊徳川家の参勤と紀州街道」を開催しました。
講演会には、和歌山大学名誉教授の藤本清二郎さんを講師に迎えました。講演会では、さまざまな史料からわかる紀伊徳川家歴代藩主の参勤の行程について説明いただき、17世紀の終わりごろから紀伊徳川家の参勤が紀州街道を通行するようになること、そして、のちに8代将軍となる吉宗の参勤、泉州通行がその変わり目に当たることなどを詳しくお話しいただきました。また、要家文書に見られる、行列が近木川を渡る際の人足調達や周辺の人々が行列を見物する様子など、参勤交代と地域の関わりについてもお話しいただきました。

第110回かいづか歴史文化セミナー

藤本清二郎さんによる講演