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更新日:2017年06月21日

第59回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会のお知らせ 

民俗芸能は、それぞれの地域において、長い年月をかけて育まれてきた個性豊かで貴重な文化であり、誇りと愛着を持って現在まで守り伝えられてきました。テレビもテーマパークもない昔は、娯楽の場であり、人々の出会いや交流の場でもありました。
昭和29年国の文化財保護政策の中で、民俗芸能の保存がうたわれ、昭和34年から全国を5つのブロックに分けて民俗芸能大会が開催されています。
平成29年11月12日、日曜日の午後、貝塚市のコスモスシアターで第59回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会が開催されます。貝塚市からは、府指定である「貝塚の東盆踊り」が参加します。現在、開催に向けて準備をすすめていますので詳細は、次号のテンプスでお知らせします。

山中節 第58回民俗芸能大会

昨年の第58回民俗芸能大会のようす(石川県加賀市の山中節)

貝塚の東盆踊り 民俗芸能大会出演に向けて 

貝塚の東盆踊りは、江戸時代中期が起源とされ、毎年8月14日から3日間、貝塚市東にある円光寺境内で踊られます。「口説き」と「さんや」の2種類の音頭、ゆったりとした優雅な踊り、工夫をこらした仮装、鳴り物を使わず三味線や尺八、大正琴などで行う伴奏が特徴です。昭和49年3月に大阪府記録選択無形民俗文化財に選択を受け、平成5年11月には大阪府無形民俗文化財に指定されています。
東盆踊りの運営は、地域の人々で構成される「貝塚市東盆おどり保存会」が行っています。昭和45年、東盆踊りの由来を深く認識し、その普及・啓発につとめ、長くこの行事を継承していくため結成されました。近年は会員の高齢化・地域の子供の減少によって、踊りの継承、特に楽器担当の若手養成、音頭取りの後継者の養成が急務になっています。
今回の民俗芸能大会の出演が決定し、現在、大会に向けて練習に取り組んでおられます。この機会に、貝塚市を代表する民俗芸能「貝塚の東盆踊り」を体感してみてはいかがですか。
開催日 平成29年8月14日の月曜日から16日の水曜日
時間 午後8時から午後10時、ただし最終日は12時まで
場所 円光寺境内(貝塚市東10)

貝塚の東盆踊り 踊り

踊りを楽しむ地域のみなさん

貝塚の東盆踊り お囃子

お囃子(大正琴と三味線)