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丸山古墳の埴輪(ハニワ)新たに1個体分を復元

円筒埴輪1

埴輪列と葺石(ふきいし)の様子
円筒埴輪2

円筒埴輪3
貝塚市地蔵堂には前方後円墳「丸山古墳」があり、国の史跡に指定されています。平成12年から平成14年にかけて行った古墳の外周整備工事に伴う発掘調査では、古墳の墳丘に並べられた埴輪を発見しました。筒状のかたちから円筒埴輪と呼ばれる4個体分の埴輪は、取り上げられて洗浄、復元し、平成18年度に市の文化財に指定し、毎年展示を行ってきました。昨年度に埴輪2と埴輪3の復元を行ったことをお知らせ(テンプス55号参考)しましたが、埴輪1についても接合ができることがわかり、27年度復元を行いました。埴輪には「透かし」と呼ばれる穴があけられていますが、丸山古墳から出土した埴輪では丸、逆三角形、四角のものが確認されています。復元できた埴輪1は逆三角形、埴輪2は丸形、埴輪3は逆三角形という順番に並べられていたことが明らかとなりました。
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更新日:2020年05月28日