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平成26年度の発掘調査は、平成27年1月末現在、遺跡内の確認・発掘調査を8件、遺跡範囲外の試掘調査を2件実施しました。調査の中から、堤三宅遺跡と千石堀城跡の出土品を紹介します。
堤三宅遺跡の調査
堤三宅遺跡は、貝塚市堤に位置する中世(鎌倉~室町時代)の集落跡の遺跡です。宅地造成に先立って調査を行いました。調査では柱穴3基を発見し、主に平安時代から中世にかけての土器が出土しました。
柱穴
堤三宅遺跡出土 須恵器甕
堤三宅遺跡出土 須恵器
堤三宅遺跡出土 瓦器
千石堀城跡の調査
昨年度に引き続き千石堀城跡の調査を行いました。どんなつくりの城なのか、造られて430年以上たってどれくらい壊されずにのこっているのかについて調べています。今回の調査では山頂周辺で幅5メートル以上、深さ2メートル以上の堀を発見し、堀の中からは中世(鎌倉~室町時代)の瓦や16世紀末頃の土師質甕(はじしつかめ)が出土しました。
第1区 堀
千石堀城跡出土 土師質甕
千石堀城跡出土 平瓦
第3区 堀
千石堀城跡出土 丸瓦
千石堀城跡出土 平瓦
遺跡名 | 調査件数 | 調査面積(平方メートル) | 遺跡名 | 調査件数 | 調査面積(平方メートル) |
堤三宅遺跡 | 1 | 35.000 | 新井・鳥羽北遺跡 | 1 | 130.700 |
堀遺跡 | 1 | 12.400 | 千石堀城跡 | 1 | 43.400 |
半田北遺跡 | 1 | 7.700 | 海塚遺跡 | 1 | 7.000 |
沢城跡 | 1 | 6.900 | 遺跡外 | 2 | 15.100 |
明楽寺跡 | 1 | 39.800 | |||
合計 | 10 | 298.000 |
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教育部 文化財保存活用室
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更新日:2020年05月28日