現在の位置

8ページ

更新日:2014年10月14日

日紡貝塚工場の自動織機が里帰り

豊田自動織機

去る平成26年8月21日(木曜日)、奈良県大和高田市に長期貸出していた豊田自動織機が貝塚市に帰ってきました。

この自動織機は、日本の機械産業の発展・近代化に貢献したトヨタグループの創始者、豊田佐吉(1867~1930年)が1924年(大正13年)に発明、完成させた「無停止杼換式(ひがえしき)豊田自動織機」の量産機で、1936年(昭和11年)4月に製造されたものです。

当時の貝塚町半田で操業していた大日本紡績株式会社貝塚工場に大量設置されたうちの1台で、工場で生産された紡績糸から大量の織布を生産するために使用されました。

帰ってきた自動織機は貝塚工場跡地の貝塚市歴史展示館(ふるさと 知っとこ!館)で展示公開することになりました。この自動織機は、高速運転中に少しもスピードを落とすことなく杼(ひ=織物を織るときに、たて糸の間によこ糸を通すのに使われる道具)を交換してよこ糸を自動的に補給する自働杼換装置をはじめとした自動化を実現し、総合的性能と経済性で当時世界一と評価されたものです。この機会にぜひ一度足をお運びいただき、大工場に設置された織機の迫力と当時の紡績工場の雰囲気をご体感ください。

貝塚市歴史展示館
この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

メールフォームによるお問い合わせ