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古文書講座
◆「北前船(きたまえぶね)と貝塚」
平成23年5月25日(水曜日)から5回にわたり、「北前船と貝塚」と題して古文書講座を開催しました。
北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて、上方と北陸、東北の日本海沿岸、北海道との貿易をおこなう廻船のことで、貝塚へも寄港していました。
貝塚では米穀肥料商を営んだ廣海惣太郎(ひろみそうたろう)が北前船を所有し、遠くは北海道の小樽まで買い付けに出掛けました。
テキストとしては、廣海家で「はしけ乗り」として働いた奉公人が出した請け状のほか、箱館産物会所(はこだてさんぶつかいしょ)の加入願(北海道近海で水揚げされ肥料に加工されたにしん粕を貝塚まで運んでくるのに必要だった)、北前船の所有権の譲渡契約書、にしん粕など北海道方面からの積み荷に関する記録などを取り上げ、当時の時代背景を掘り下げるとともに、廣海家の商業活動などを明らかにしました。
講座の参加者からは、「廣海家の商いは、肥料だけでなく色々な品を扱っていたことや、流通のしくみなども新しく知ることができて楽しかった。」「時代背景がわかることにより、文書が書かれた内容がよくわかりました。」といった感想をいただきました。
古文書講座(第37回)開催のお知らせ
◆「江戸時代の農作物」
江戸時代には、主食の米をはじめ、綿、茶、桑、果物、野菜などさまざまな農作物を育て、収穫し、年貢として納めたり、商品作物として販売したりしました。江戸時代の泉州地域における農作物の動向を探っていきます。
日時 : 第1回 平成23年9月28日、第2回 10月5日、第3回 10月12日
第4回 10月19日、第5回 10月26日
いずれも水曜日午後2時~4時30分
会場 : 貝塚市民図書館2階視聴覚室
資料代 : 100円
申込 : 住所、氏名、電話番号を明記の上、はがき・Eメール・ファックス、電話いずれかで、下記まで事前にお申込みください。
連絡先 〒597-8585 貝塚市畠中1丁目12‐1(貝塚市民図書館2階)貝塚市郷土資料室
電話 072(433)7205 / ファックス 072(433)7107
- この記事に関するお問い合わせ先
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教育部 文化財保存活用室
電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階
更新日:2020年05月28日