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更新日:2020年05月28日

古文書講座

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◆「卜半斎了珍と願泉寺」

平成23年1月15日(土曜日)から5回にわたり、「卜半斎了珍と願泉寺」と題して古文書講座を開催しました。

願泉寺本堂ほかの半解体修理事業が終了するのにあわせて、初代卜半斎了珍と貝塚御坊願泉寺にまつわる古文書を取り上げ、願泉寺の成り立ちを明らかにしました。テキストとして、根来寺で学んだ了珍が、羽柴秀吉が紀州を攻める以前に、根来寺と内通していたと思われる手紙のほか、秀吉から貝塚寺内を戦いに巻き込まない約束を記した禁制(きんぜい)、了珍の辞世の句などを取り上げました。また、三代了忍の頃にまとめられた卜半家の由緒書を読み進め、秀吉や徳川家康との政治的結びつきを明らかにしていきました。

講座の参加者からは、「卜半家初代~3代にわたる人材が時勢を見きわめ、寺運の興隆に果した貢献度が良く理解できました。」「願泉寺の落成に合ったテーマで興味が引かれ、政治的な要素を扱っていただき楽しく学びました。」といった感想をいただきました。

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