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更新日:2011年06月13日

(2)新宅 1棟 昭和33年(1958年)

新宅は敷地の南東に位置し、地元の定兼工務店によって施工された建造物で、昭和33年(1958年)の建築です。貝塚市内で最も古い鉄筋コンクリート造で、平屋・一部二階建、屋根は陸屋根(一部桟瓦葺の勾配屋根)で、外壁はモルタル塗です。内部は、東半分が客室部、西半分が居室部と明確に分かれており、外観とは対照的に和風意匠を巧みに採り込んだ構造となっています。

新宅

(3)内蔵 1棟 昭和11年(1936年)

内蔵は主屋の東部に接続して建ち、木造二階建土蔵造、屋根は切妻造、本瓦葺とし、内部真壁は漆喰塗、外壁はサイディング(板状の外壁材を張る様式)で、腰部は石張りです。1階入り口は二重構造で、1階背(東)面、2階南・北にそれぞれ窓が設けられています。

内蔵

(4)外蔵 1棟 昭和11年(1936年)

外蔵は敷地の東中ほどに位置し、木造二階建土蔵造、屋根は切妻造、本瓦葺で、国道26号線の敷設により移築された建造物です。当初の建築年代は、1階入口の庇を支える持ち送り部分の彫刻の意匠により、幕末から明治の建築と考えられています。外部は、足元が石張、腰部が立板壁、上部が銅板壁で、軒部には漆喰蛇腹を廻らせています。1階入り口は三重構造で、内部は床板敷、真壁造漆喰塗で、1階東面と2階南・北にそれぞれ窓が設けられています。

外蔵

(5)納屋 1棟 昭和11年(1936年)

納屋は敷地の北側に位置し、木造二階建、屋根は寄棟瓦葺で、外壁はサイディングです。主屋よりも低い位置に建てられていることから、上の階が主屋の内玄関に通じる1階、下の階が地下1階となっています。1階には男衆部屋が設けられており、かつては使用人の住居として使用されていました。

納屋
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