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願泉寺表門の彫刻
願泉寺の表門の修理がすすめられています。現在は工事用の素屋根で覆われており、足場が確保されているため、普段は遠くからしか見ることができない場所にある彫刻などを間近で観察することができます。また、一部の彫刻については修理のために取りはずされています。今回は、これら表門の彫刻類を紹介します。
表門の彫刻類の中では、長押(なげし)という部分の上に備えつけられている龍の彫刻(テンプス38号表紙参照)が有名ですが、それ以外にもさまざまな彫刻があります。虹梁(こうりょう)の上部の狭間板(さまいた)という部材には、空想上の動物の彫刻がほどこされています。正面には獅子(しし、3組)、背面には麒麟(きりん、3組)、側面北側には海馬(かいば、2組)、側面南側には飛龍(ひりゅう、2組)があります。
正面狭間板の獅子の彫刻1
正面狭間板の獅子の彫刻2
正面狭間板の獅子の彫刻3
大扉の菊の彫刻1

表門正面図面
大扉の菊の彫刻2

大扉脇の菊と唐草の彫刻
背面狭間板の麒麟の彫刻1
背面狭間板の麒麟の彫刻2
背面狭間板の麒麟の彫刻3
(注意1)(図面提供)公益財団法人 文化財建造物保存技術協会
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更新日:2020年05月28日