孝恩寺木造持国天立像
孝恩寺木造持国天立像 1躯
こうおんじもくぞうじこくてんりゅうぞう
種別
彫刻
所有者氏名
宗教法人孝恩寺
所有者住所
貝塚市木積798
時代
平安時代前期(9世紀)
法量
像高142.4センチメートル
指定年月日
平成11年9月20日
木積(こつみ)の孝恩寺は、明暦元年(1655年)に孝恩上人によって創建された浄土宗知恩院末の寺院です。現在の本堂である観音堂(釘無堂)は、もとは深谷山観音寺という寺院の観音堂でしたが、大正3年(1914年)孝恩寺が合併し、昭和36年(1961年)より同寺の本堂となりました。観音寺は、奈良時代の神亀3年(726年)に行基(ぎょうき)によって開創されたとされる寺院ですが、天正13年(1585年)の羽柴(豊臣)秀吉による紀州攻めに際して伽藍(がらん)や持仏の大部分が焼失し、残された観音堂と持仏は木積村の人々によって守られてきました。
持国天立像は一木造で、材質はカヤ材と考えられます。左肩先、右手首、右足先、右裾先端をつぎ、当初は彩色仕上げであったと想定されます。左上 腕は欠落しています。全体に太く奥行きのある印象や、太い眉に大きな彫眼などから9世紀の作と考えられます。寺では持国天として信仰されていますが、甲冑(かっちゅう)を装着しているものの持物が失われていて、他の天部尊像の可能性もあります。泉州地域で9世紀に溯る作例は、孝恩寺の重要文化財指定のものの他は少なく、貴重です。
伽藍
寺院の建物の総称
甲冑
鎧と兜
持物
仏像の手にしているもの
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更新日:2021年03月19日