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尊光寺のカイヅカイブキ

更新日:2019年12月09日

尊光寺のカイヅカイブキ 1株

尊光寺のカイヅカイブキの写真

尊光寺のカイヅカイブキ

そんこうじのかいづかいぶき

種別

天然記念物

所有者氏名

宗教法人尊光寺

所有者住所

貝塚市中町6-12

時代

樹齢300年から400年

指定年月日

平成10年2月23日

 

尊光寺は、山号を「二位山」といい、浄土真宗本願寺派の寺院です。寺伝によると、もとは高野山の学頭(がくとう)正了(せいりょう)を開基とする真言宗寺院でしたが、明応2年(1493年)嘉祥寺(現泉南郡田尻町)において本願寺第8世蓮如の教化を受けて浄土真宗に改宗したといいます。大永4年(1524年)本願寺第9世実如より開基仏として方便法身尊像を賜り、寺号を尊光寺と改号。もとは新井村にありましたが、天正16年(1588年)貝塚寺内の現在の地に移転しました。江戸時代は興正寺末の寺院で、麻生郷七ヶ村に所在した真宗道場を支配していました。

カイヅカイブキは、ヒノキ科ビャクシン属、ビャクシンの変種とされており、東北地方以南の主に海岸部に分布します。尊光寺のものは、植栽されたものと考えられますが、樹齢は300年から400年(当寺の伝承によれば約400年)と推測され、幹の直径は60センチメートルを越えます。手入れが行きとどき、老木としての風格が感じられます。市の木"カイヅカイブキ"の代表的なものとして、価値の高いものです。

学頭

寺院や神社において学事を統率する位にあるもの

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