橋本遺跡出土 青磁碗・皿
橋本遺跡出土 青磁碗 1点
橋本遺跡出土 青磁皿 2点
青磁碗
青磁皿
はしもといせきしゅつど せいじわん・さら
種別
考古資料
所有者氏名
貝塚市教育委員会
所有者住所
貝塚市畠中1-17-1
時代
鎌倉時代
法量
碗
口径 16.0センチメートル
器高 7.7センチメートル
皿
口径 10.5センチメートル
器高 2.2センチメートル
指定年月日
平成11年9月20日
橋本共同墓地は、行基が設置したと伝えられる起源の古い墓地であり、中世以降も近木庄の惣墓とされていたようです。一部移転・区画整理が行われた後も、中世の墓石がいくつか現存しています。
青磁碗・皿は、昭和26年(1951年)に市営斎場が建設されたおりに、発掘調査によらず発見されたもので、埋蔵状況の詳細は不明です。当時としてはかなり高級品であることから、身分の高い人物の副葬品と考えられます。完全な形をしたものとしては、土生遺跡の指定品とともに市域では数少ない出土品であり、橋本墓地や近義荘の歴史を考える際の資料としてとても貴重なものです。
碗は中国の龍泉窯系、皿は中国の同安窯系のもので、全体に灰緑色の釉薬(ゆうやく、うわぐすり)がかかり、大変美しく焼き上がってます。
惣墓
中世、とくに南北朝時代から戦国時代にかけて成立した「惣」と呼ばれる農民の自治組織が築いた集団墓地
釉薬
装飾と水分を吸収するために使用される素焼きの陶磁器に塗るガラス質の溶液
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更新日:2019年06月14日