吉村家住宅
吉村家住宅 主屋 1棟、道具蔵 1棟、衣装蔵 1棟
よしむらけじゅうたく
種別
登録有形文化財(建造物)
所有者氏名
個人
所有者住所
大阪市阿倍野区阪南町
時代
〔主屋〕江戸時代中期/江戸時代末期増築
〔道具蔵〕江戸時代末期
〔衣装蔵〕江戸時代末期
構造
〔主屋〕木造平屋建、瓦葺
〔道具蔵〕土蔵造二階建、瓦葺
〔衣装蔵〕土蔵造二階建、瓦葺
登録年月日
平成15年7月1日
吉村家は江戸時代中期から貝塚寺内に居住し、屋号を和泉屋・泉久といい、代々「久」の字を使った名前を名乗っていました。江戸時代には油屋や両替商(金融業)を営んでいました。当家にのこる「文政三年諸用記」によると、町年寄の格式を持ち、西之町の中老役をつとめていたことが明らかとなっています。
当家住宅は紀州街道から西に1本入った筋にある交差点の北東に位置しています。主屋は西面し、右手に付属屋があり、その奥の座敷へと続きます。奥座敷両横に土蔵が隣接し、北側土蔵の前には2間四方の中庭が配置されています。主屋は内外とも改造が多いですが、桁行5間半、梁間5間の建物で、18世紀中頃の建築と思われます。
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更新日:2019年06月17日