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尾食家住宅

更新日:2019年06月18日

尾食家住宅 主屋 1棟、離れ 1棟

尾食家住宅

おめしけじゅうたく

種別

登録有形文化財(建造物)

所有者氏名

個人

所有者住所

貝塚市北町

時代

〔主屋〕天保10年(1839年)

〔離れ〕江戸時代末期

構造

〔主屋〕木造二階建、瓦葺

〔離れ〕木造平屋建、瓦葺

登録年月日

平成15年3月18日

 

尾食家は16世紀半ばから貝塚寺内に居住し、江戸時代を通じて代々「左近右衛門」(さこんえもん)を名乗り、旅籠屋(はたごや)や両替商(金融業)を営み、幕末には干鰯屋(ほしかや)や木綿仲買なども営んでいました。尾食姓は、紀州藩主が参勤交代(さんきんこうたい)時に当家で食事したことから、呼ばれるようになったものと伝えられます。

当家住宅は貝塚寺内の北側の出入口にあたる「上方口」の西側、北境川に接して建ちます。敷地は間口10間規模で、川沿いにあるため、台形の平面となっています。主屋もこの地形にあわせて、居室の一部が台形になっています。前面は昭和6年(1931年)の国道26号(現在の府道堺阪南線)開発時に切断され、不整形な形状となっています。

旅籠屋

江戸時代、武士や一般庶民が宿泊した食事つきの旅館

干鰯

江戸時代から明治にかけて使用された鰯を乾燥させて作った肥料

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