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名加家住宅

更新日:2020年05月29日

名加家住宅 主屋 1棟、隠居屋 1棟

名加家住宅の外観写真

名加家住宅

2種類の虫籠窓の形状の違いがわかる写真

名加家虫籠窓

なかけじゅうたく

種別

登録有形文化財(建造物)

所有者氏名

個人

所有者住所

貝塚市南町

時代

〔主屋〕18世紀中期~後期

〔離れ〕明治4年(1871年)~5年(1872年)

構造

〔主屋〕木造ツシ2階建、本瓦葺

〔離れ〕木造ツシ2階建、本瓦葺

指定年月日

平成20年4月18日

 

名加家は文化15年(1818年)以前から貝塚寺内に居住し、大正年間頃まで貝塚の名産であるつげ櫛の卸問屋業を営んでいました。当家の住宅は主屋(北西部)と隠居屋(南東部)の2棟の建物を合わせたもので、ともに国の有形文化財に登録されています。主屋は18世紀中期から後期頃の建築、隠居屋は明治4年~5年(1871年~72年)頃に願泉寺卜半(ぼくはん)家の家来屋敷を曳家(ひきや)してきたといわれ、正面の駒寄(こまよ)せやツシ2階の虫籠窓(むしこまど)の形状が異なります。

曳家

建築物をそのままの状態で移動する建築工法

駒寄せ

建物の壁面を保護するために竹や角材などで作った低い柵

虫籠窓

虫かごのように目の細かい格子をつけた窓

ツシ2階

天井や屋根の下部に二階のように作った物置場

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

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