願泉寺築地塀(附)
附 願泉寺築地塀 2棟
願泉寺北築地塀
願泉寺南築地塀
がんせんじついじべい
種別
重要文化財 附(建造物)
所有者氏名
宗教法人願泉寺
所有者住所
貝塚市中町5-1
時代
江戸時代 寛文11年(1671年)
規模
表門北方折曲り33.4メートル
表門南方折曲り32.6メートル
指定年月日
平成5年8月17日
願泉寺は、山号を「金凉山」といい、浄土真宗本願寺派の寺院です。貝塚寺内町(じないまち)の中心寺院で、天正11年(1583年)から同13年まで紀州より本願寺第11代顕如(けんにょ)らが移住し本願寺が置かれました。慶長12年(1607年)には西本願寺第12代准如(じゅんにょ)より寺号を授けられ、同15年(1610年)住職卜半(ぼくはん)家の2代了閑(りょうかん)は徳川家康より寺内諸役免許の黒印状(こくいんじょう)を与えられ、以後同家は貝塚寺内の地頭(領主)となり、明治4年(1871年)までその支配が続きました。江戸時代初期には本願寺が東・西に分かれましたが、願泉寺は戦前まで東・西本願寺に属していました。
築地塀は、門前通りである「御坊前通り」に面する表門から左右に延びる部分の2棟が附として指定されています。築地は柱を見せた塗り塀で、屋根は本瓦葺とします。願泉寺所蔵『手鑑』(てかがみ)に「築地寛文十一ヨリ七拾六年」とあることから、寛文11年(1671年)の建立と考えられています。
黒印状
黒い印肉をつけて押された印のある文書
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更新日:2019年12月09日