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岩橋善兵衛天文観測器具及び平天儀等

更新日:2020年06月01日

岩橋善兵衛天文観測器具及び平天儀等 1式(遠眼鏡 3台、小方儀 1具、象限儀 1具、量矩尺 1具、ノギス 1具、指方規 1具、『平天儀』 1冊、『天文捷径平天儀図解』 1冊)

遠眼鏡3台の写真

遠眼鏡

象限儀・量矩尺・ノギスの写真

象限儀・量矩尺・ノギス

小方儀の写真

小方儀

平天儀図解の写真

『平天儀』

いわはしぜんべいてんもんかんそくきぐおよびへいてんぎとう

種別

有形文化財(歴史資料)

所有者氏名

貝塚市(貝塚市立善兵衛ランド)

所有者住所

貝塚市三ツ松216

時代

江戸時代

指定年月日

平成15年1月31日

 

岩橋善兵衛(1756年から1811年まで)は和泉国南郡脇浜新町(現在の貝塚市新町)の出身です。善兵衛は、眼鏡職人として生計をたてながら、オランダからの渡来品の望遠鏡を研究し、寛政5年(1793年)『窺天鏡(きてんきょう)』とよばれる自作の望遠鏡を完成させました。寛政の改暦にあたり江戸幕府の天文方が使用したのをはじめ、天文方の指導のもと全国測量を行い精密な日本地図を作成した伊能忠敬(いのうただたか)にも使用されました。そのほか、紀伊和歌山の徳川家や近江彦根の井伊家などの諸大名、江戸、大坂を主とする諸国の学者らからも多くの需要があったことが知られています。また、享和元年(1801年)には星座・月齢・潮汐の早見盤『平天儀』を完成し、翌2年にはその理論書『平天儀図解』を著述しています。伝存する善兵衛製作の望遠鏡、天文観測・測量器具およびその詳密な観測結果に基づく独創的な著述は、江戸時代の日本の自然科学、とりわけ天文学分野における高い製作技術とその科学的到達点を示す貴重な文化財です。

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