現在の位置

鐘楼修理

重要文化財の附(つけたり)である願泉寺の鐘楼は、4本の柱を建て、屋根をかける簡略な吹き抜けの構造で、銅鐘を吊り下げるための建物です。もともとの鐘楼は1945年(昭和20年)の貝塚空襲によって焼失しており、現在のものは1948年(昭和23年)春に貝塚市森の廃青松寺(森の稲荷神社境内にあった寺院)の鐘楼を移築したもので、もとは1700年(元禄13年)に建てられたものです。

鐘楼の修理は、屋根替え部分工事で、屋根瓦約4千枚を葺き替えるほか、柱や貫(ぬき)に腐ったり折れたりしている部分が見られたため、それらを交換する工事が行われます。