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吉祥園寺縁起(附)

更新日:2019年06月13日

附 吉祥園寺縁起 1巻

吉祥園寺縁起

きっしょうおんじえんぎ

種別

貝塚市指定文化財 附(古文書)

所有者氏名

宗教法人吉祥園寺

所有者住所

貝塚市王子703

時代

江戸時代

法量

タテ30.5センチメートル ヨコ393.5センチメートル

指定年月日

平成11年9月20日

 

吉祥園寺は白鳳時代の創建と伝えられ、鎌倉時代には寺勢が興隆(こうりゅう)します。藤原定家(ふじわらのていか)の「後鳥羽院熊野御幸記(ごとばいんくまのごこうき)」に吉祥音寺の名で登場します。現在は、真言宗御室派に属しています。

縁起は享保7年(1712年)に記されたものですが、寺史や画像の伝来を示す現存唯一の資料です。楷書体で1行平均17文字で書かれています。所々に朱点あり、見返しには金箔がおされています。

興隆

勢いが盛んになり栄えること

後鳥羽院熊野御幸記

平安時代の歌人である藤原定家が執筆した建仁元年(1201年)の後鳥羽上皇による熊野参詣の様子を記した日記。貝塚市域にあった「浅宇河(麻生河)王子」・「鞍持王子」・「胡沐(近木)新王子」を参詣し、「コ木二王(近木二王)堂」・「吉祥音(園)寺」で昼食をとったことが記される

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