植物調査

植物調査(2009年度)

植物調査の様子(左は上久保文貴先生です) 

ミヤマガマズミ

ミヤマガマズミ 

2003年度までに貝塚市内において、約1150種の植物が確認されました。2005年度以降は、二色の浜において海浜植物群落を定期的に調査しています。2009年度と2010年度には、和泉葛城山登山道のAコースとBコースの植物を調査しました。 2011年度は、近木川本谷の植物調査を計画しています。

これまでの植物調査のまとめ
 二色の浜では、ハマボウフウ、ハマヒルガオ、コウボウムギ、コウボウシバ、ツルナ、オカヒジキなどの海浜植物の群落が形成されています。近木川河口干潟には、府下唯一の生息地になっているイセウキヤガラが確認されていますが、年々その面積は減っています。

 市街地から名越の住宅地にかけては、帰化植物や人里植物が多く、社寺林や屋敷林などに、この地域本来の自然植生の名残がみられます。

 千石荘から水間にかけては大小のため池が点在する農耕地域で、アンペライといった貴重な水生植物がみられるため池もあります。また、ため池の堤や周辺の草地では、ワレモコウ、ツリガネニンジン、メガルカヤなどの野草もみられます。

 水間から蕎原にかけての地域では、谷筋に造られた棚田の周りの草地や、湿地、ため池の堤などに、スズサイコ、カワラボウフウ、イシモチソウ、キキョウ、モウセンゴケ、コモウセンゴケ、オミナエシ、カキランといった植物が確認されています。また池の中では、イトモ、ナガエミクリ、イヌタヌキモ、ヒツジグサ、ミズユキノシタといった水生植物が確認されています。

  和泉葛城山(858メートル)の山麓は、スギ・ヒノキ植林や二次林が多いですが、蕎原集落の裏山などには、かつてのこの地域の自然植生の状態を伝えるシイ林が残されています。また山頂部の約8ヘクタールのブナの自然林は、ブナの分布の南限に近く、1923年に国の天然記念物に指定されたもので、現在、その周辺の40ヘクタール余りの人工林や二次林を、バッファーゾーン(緩衝地帯)として、ブナやシデ類などの自然植生の樹種に変えていく事業が進められています。

 

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更新日:2011年4月18日

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