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二色の浜および近木川河口の海岸生物調査

更新日:2021年04月22日

近木川の河口干潟において、ハクセンシオマネキの個体数と活動を調査している様子。巣穴から出てくるハクセンシオマネキを遠くから観察している調査者1人を撮影した画像です。

ハクセンシオマネキ調査 (クォドラート調査の様子)

近木川の河口干潟において、スコップで穴を掘り、砂泥の中で暮らしている生きものを探している調査者2人を撮影した画像です。

干潟調査の様子

自然遊学館の5月の恒例行事である「渚の生きもの」の一コマです。自然遊学館のスタッフが引き上げた地曳網の中から、20人ほどの行事参加者(主に小学生)が生きものを選り分けているところを撮影した画像です。

行事「渚の生きもの」の様子

近木川河口につくられた人工再生干潟「通称、汽水ワンド」において、かがみこんで貝類の調査を行っている調査者1人を撮影した画像です。

汽水ワンド (貝類調査の様子)


二色の浜の砂浜海岸や近木川河口干潟における潮間帯のベントス(底生生物)の定期的な採集を行い、生物相の実態解明に向けて調査しています。大阪湾の沿岸部であるため、ベントスの浮遊幼生が湾内の近隣域から供給され、それらの生残が大きく生物相に関与していることが分かってきました。

1995年からは、近木川河口の干潟で生息が確認されているハクセンシオマネキの個体群が、底質や植生など変動している生息環境の中でどのように維持されるのかを経年的な調査で追跡しています。二色の浜では、2014年からはアマモ場にすむ生きものの調査を行っています。

また、毎年5月に「大阪湾生きもの一斉調査」を兼ねて、一般参加者とともに、「渚の生きもの」という行事を行っています。(2021年度は、新型コロナウイルスの感染状況によっては、中止か延期する可能性があります)

近木川河口干潟再生地(汽水ワンド)では、2012年度から2018年度まで大阪府岸和田土木事務所からの委託により、魚類、貝類、甲殻類などの経過観察を行い、いくつかの大阪湾初記録種を報告しました。2019年度以降も、継続して調査を行っています。

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