■現在はハイキングコースとして親しまれているこの道は、古くは山岳信仰などの修行で、修験者が通ったと言われています。 本市側から山頂に登るには、まず水間鉄道「水間観音駅」からバスに乗り「蕎原」で下車してください。「葛城山登山口」の標識に従って10分程歩くと「春日橋経由山頂(Aコース)」と「枇杷平(びわだいら)経由山頂(Bコース)」の二手に分かれます。どちらも約2時間のコースですが、初めてのかたは、少し急なBコースを登り、緩やかなAコースを下るのがおすすめです。途中、渓流の美しい場所やハシカケノ滝などがあり、澄んだ空気や緑と共に自然を満喫することができます。 山頂には高?(たかおがみ)神社と竜王神社が並び、雨の神である八大竜王が祭られています。この付近は、国の天然記念物に指定されているブナが生育し、秋が深まると黄金色に染まったブナや紅葉したヤマモミジなどが見事なコントラストをおりなし、優美な世界を作り出します。近くに展望台がありますので、360度の絶景パノラマを眺めてはいかがですか。 市では、この美しい自然を守るために毎年秋にクリーンハイキングを行っています。詳しくは、市の広報紙でお知らせしますのでご参加ください。
(平成18年9月掲載) 【備考】水鉄バスの蕎原行きは、休日のみの運行です。平日は、コミュニティバス「は〜もに〜ばす」をご利用ください。 |