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第43号 水間鉄道水間駅 |
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■市内を走る水間鉄道は、1924(大正13)年に水間寺の参詣電車として誕生しました。2年後、水間まで開通し開設されたのが水間駅です。参詣客を意識した卒塔婆(そとば)風の外観は、風格と伝統を感じさせます。その一方、駅舎の両端に左右対称の円形の部屋を設置したり改札内に高窓と吹き抜けを造ったりするなど、洋風のデザインが取り入れられモダンな雰囲気を漂わせています。当時の貝塚では珍しい鉄筋コンクリート造りで、80年以上経った今でも基本構造は変わりません。 大阪府下では、南海電鉄の浜寺公園駅・諏訪ノ森駅に続き水間駅が、1998(平成10)年に国登録有形文化財になりました。また、2000(平成12)年には「近畿の駅百選」に選ばれ親しまれています。 (平成17年2月掲載) [備考1]「鉄道の日」記念行事の一環として、2000年〜2003年の4年間に近畿の特徴ある駅を公募し、鉄道事業者などで構成する選考委員会で選定した100の駅。 [備考2]水間駅は、平成21年6月に「水間観音駅」へ名称が変わりました。 |