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廣海家文書

更新日:2019年06月17日

廣海家文書 一括(76,026点)

廣海家文書(大福帳)
廣海家文書

ひろみけもんじょ

種別

古文書

所有者

個人(貝塚市教育委員会寄託)

寄託者住所

貝塚市畠中1-17-1

時代

江戸時代末期から近代

指定年月日

平成18年11月10日

 

教育委員会では、平成5年度から全国の経済史研究者が共同して進める廣海家史料調査会の活動に協力するとともに、平成9年度から廣海家文書保存会を立ち上げ、廣海家の古文書の調査・整理をおこないました。平成18年度にその成果として文書目録を刊行しました。

廣海家は、江戸時代末期から近代にかけて泉南地域最大の米穀・肥料商として活躍した家で、廻船を操り、北陸・東北・北海道などで取引活動をおこなってきました。

古文書は近世・近代の商家経営の具体的内容と変遷が明らかになる、長期にわたる系統的なものです。廣海家は全国的に見ると中規模の商家ですが、個別の取引内容に関する帳簿類が系統的に保存されています。また、取引先の商店や銀行との間や、大阪や神戸あるいは北海道へ赴いた店員との間で頻繁にやり取りされた手紙が数多く残されており、商取引や投資活動の具体的な姿を知ることができます。このように、近世・近代の貝塚地域と日本全国の経済・経営史の研究を深める上で大変貴重な資料です。

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 文化財保存活用室

電話:072-433-7126
ファックス:072-433-7053
〒597-8585
大阪府貝塚市畠中1丁目17番1号 本館5階

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