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並河家住宅

更新日:2019年06月18日

並河家住宅 主屋 1棟、土蔵 1棟

並河家住宅

なみかわけじゅうたく

種別

登録有形文化財(建造物)

所有者氏名

個人

所有者住所

貝塚市北町

時代

〔主屋〕天保3年(1832年)

〔土蔵〕江戸時代後期

構造

〔主屋〕木造平屋建、瓦葺

〔土蔵〕土蔵造二階建、瓦葺

登録年月日

平成15年3月18日

 

並河家は、三代彦左衛門正文が老役(ろうやく)をつとめたのをはじめ、貝塚寺内(じない)の地頭(じとう)であった願泉寺卜半(ぼくはん)家の内家来として代々その要職をつとめた家柄です。明治4年(1871年)2月の作成と考えられる同家歴代の覚書には、初代文六正在は丹波国(たんばのくに)の生まれで、元禄12年(1699年)に卜半家六代了友に召し抱えられたとあります。以後六代琢磨正悟までは卜半家の家来をつとめ、明治時代以降も貝塚町や泉南郡役所の役人をつとめました。

当家住宅は、願泉寺の門前通りである「御坊前通り」に西面します。敷地は間口8間半、奥行21間で、主屋は間口一杯に建っています。その外観は町屋形式ですが、内部構造は式台玄関(しきだいげんかん)を配するなど、商家の町家とは趣を異にします。

 

式台玄関

式台を設けた玄関で、格式の高い玄関構造とされている。式台とは玄関の土間と部屋の境に設けられた板敷きの部分のこと

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